ボウリング・フォー・コロンバイン

やっぱりこっちの方が華氏911より面白い。ていうかユーモアをかます余裕があるのだな。


にしてもこの映画を褒める人はKマートが銃の販売をやめたところに喝采を送るのだろうけど、向こうの立場にしてみれば結構迷惑なんだろうと思う。別に法律に違反してるわけじゃないという点では悪質なクレーマーと変わらないよなあ。
販売をやめたのも店側のイメージ戦略みたいのもあるだろうし。


ヘストンも名誉職みたいなものだから叩いてもしょうがない部分もあると思うのだけど。やはりラスボスなんだろうな。
http://d.hatena.ne.jp/mnsn/20040717

あと二人が実際は朝ボウリングしてなかったとかそういうのはどこかにあったような。



結局あの二人が銃を乱射したのも、日本の酒鬼薔薇事件やネバダ事件と同じで本当の原因は誰にも判らないのだろう。
ただその犯罪の可能性をつぶすのに全力をあげるのはもちろん当たり前だと思うケド。原因の究明というよりそれをとどめる何かを模索する方が前向きなのかもしれないよ。


国民性みたいなものはそう単純にフラットにしたり否定したりできるものじゃないと思うし、世界がひとつになればイイというのは単なるファシズムだし。
アメリカを叩く前に身の周りを見ないと意味がないな。


マイケルの声が山ちゃんだったのは妥当か。どっきりドクターの時みたいなちょいデブ声でやってていい感じ。
それよりかヘストンがちゃんと納谷悟朗だったのが嬉しい。演じるほうもおじいさんになってしまったのだなあ。そろそろ危ない気がするよ。