BSアニメ夜話 カードキャプターさくら
オタクとして一番リアルタイムで観ていた作品ということで結構期待して観たのだけど、現行作品のせいか業界人のゲストがいなくてちょっと残念。業界内の人間が正面きっての批判は絶対出来ないのもわかるのだが。
イベントPDの人はロフトプラスワンの関係者だと思ってたよ。
佐藤心にはファントークじゃなくてその当時の(今も?)同人界状況とかも語ってほしかった気がするけど、さすがにタブーなんだろうな。
この番組と違うけど木谷社長もいじりやすく作ってあるキャラクター配置のを褒めてたし。
セリフに関する見方を提示した池田憲章は炯眼。
果たして俺は49歳になったときに池田憲章くらい面白い話が出来るだろうか…。
作品の分析としては他の回と比べてもなんとなく薄味で、岡田斗司夫が後半つっかかってみたのもわかる気がするなあ。
大人の時間なのだから他の回と同じくらい濃い話を出来るはずなのだけど、踏み込みが足りないのは仕方がないか。
あとこういうことを語るのにちょうどいい人材がいないように感じたのは、やはり「その作品の良さを広めようというスキルが減ってる」と言うことなのだろうか。
かといってエヴァンゲリオンの講釈なぞは聴きたくもないが。
今現在オタク論とその濃さを語ろうとすると、その作品の良さをいかに知らない人に伝えるかということがキーになる気がしている今日この頃。
テレビの前でオタクアミーゴスの仕事を批判するのは簡単だけど、同じ話をして人を笑わせようと思ったら芸を磨かないとアカンですよ。
追記。
はてなダイアリーの他のところもざっと読んだけどあんまり感想が変わらない感じ。
またキャプテン岡野氏の発言を引用してみます。
『アニメ夜話』という番組そのものに関しては、良い意味で「予想していたもの」。
そして「それ以上の部分」もありました。
「いっぱい見ている」「いっぱいグッズ買っている」などが“濃い”とされつつある
昨今だけど、アレがホントの“濃い”であってさ。
アレ見て「オレの方が濃い」とか脊髄反射で言うやついたら、僕本気でバカだと
思いますよ。
http://6115.teacup.com/brave/bbs
佐藤心がキーワード登録されていたのも今日初めて気がついたけどやはり東浩己関係での知名度なのだろーか。
人材といえば年末のオタク大賞に出てた「アニメ評論家宣言」の藤津亮太氏を呼ぶというのはどうか。
ていうかオタク大賞関連で挑戦的に「現行のオタク大賞が気に入らなかったら、それこそ東浩己氏でも担いで俺たちのオタク大賞を作ればいい」みたいな文章をどこかで読んだ気がするけどどこだったかな。うろ覚え。