おい、ブッシュ、世界を返せ! マイケル・ムーア

ISBN:404898151X

やっとこ貸りられたので読む。

相変わらず豊富なデータを提示した鋭いブッシュ批判。話が左によってくと多少おかしい気がするけど政治に興味のない一般国民にはこのくらい強く当たらないとわかってもらえないのかもしれない。民主党緑の党が正しいというわけじゃないし自分で考えろってことで。

本当はブッシュではなくそれを選んだ国民に向けて書かれた本なのだ。

でもやっぱりこの人は文章よりも映像の人という気がするな…。映像だとユーモアで済むけど文章だと嫌味に感じられるところが時々。その部分こそを肝に銘じろという意図なのかもしれんけど。

本当は何故人が他人を思いやれないかであって、状況を提示するだけでなくそれを考えるべきなのかもしれんけどそれはジャーナリストではなく宗教家の役目なのかもしれない。
「ならば今すぐ愚民共すべてに英知を与えてみせろ!」


日本人としては民主党より共和党が政権をとっていた方が国連派遣待機部隊だのなんだのも含めて自主独立に利用できていいと思うのだが…。そういう部分では日本人はもっと小狡くてもいいと思う。

ラルフ・ネーダーが出馬することが決まった今ムーア氏がどういう態度をとるのか気になるところ。*1

*1:クラーク支持になってるみたい。彼はジョージ・W.ブッシュからクリームを採るでしょう。(エキサイト翻訳)http://www.clark04.com/moore/