機動戦士Vガンダム #1〜#5

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/search-handle-form/250-7734870-0900239

再読了。アニメと違い心理描写が細かいのでこっちを読むとTVのほうも立体的に楽しむことが出来る。

展開はアニメに沿っているがよりハードで大人向き。ジュンコさんをゴメス艦長が狙ってたとかファラのセリフの意味とかこっちを読むとわかる。というよりTVではセクシャルなものって出せないよな…。
『クロノクルは、カテジナのヴァギナの色を、宇宙に見ていた。そのイメージの中に、トップ・コアファイタが、彗星のようにはしった。』

内容的には富野監督が煮詰まってた頃ということで逆シャアに近く、人間の業についての苛立ちが強く顕れている。結局は人間を皆殺しにするしかないのか。
救いを地球の自然に求めてる点も∀に至る流れを感じられる。人間の業をいかに乗り越えるかというのが富野ガンダムで毎回語られるテーマなんだよな。そういう点で見ればVガンダムは決して異端ではなく非常にまっとうな作品であると評価するべき。

SFらしいメカ描写や戦闘シーンの緊迫感は文章で読むとよりわかりやすくリアルに感じる。これを読むとTVでマーベットさんがゾロアットを使ってるのは予備パーツもないし無理があると感じる。やっぱり時間を考えるとV2よりもセカンドVになるよな…。
後半ちょっと急いでる印象があるのが残念。曖昧なうちに皆殺されてるような…。


キッズステーションのアニメも中盤戦にさしかかってて毎日楽しみであります。なんかプラモが欲しくなってきたぞ。砂漠の虎より宇宙の虎だよな…。
∀も前半の舞踏会とかやってるし。何故MSが動かないのにこんなに面白いのだ。