よみうりランド 仮面ライダーカブトショー 03「戦いの味」

今回から新作。テレビの展開を素直に追うことができない*1今こそがシナリオライターの腕の見せどころ?


「さあ、おとなしくするんだ」
「おとなしくするのは、あんたのほうよ〜!」
「なにぃっ!?」
「言ったでしょう?あんたの料理はサイコー!その腕なら申し分ないわ。というわけで、その腕、真似させてもらうわよ〜!」
「何言ってんだ?俺の料理の腕は、誰にも真似出来ない!」

一流シェフを襲う謎の怪人。ワームたちを操ってシェフの腕を擬態する!


「悪趣味だぞ。水をさすような真似は」
「水じゃない。針を刺したんだ」
「味もそっけもないやつだな……」
「味など必要ない。それより言ったはずだ。ワームを倒すのはZECTの仕事だと」
「おまえ……影山じゃないな。誰だ」

助けに来たとみせかけてカブトと戦うザビー。その正体は……。


「ん?食事の時間か」
「確かに。食事の時間は大切だ。勝負はこの次といこう」
「いや、すぐに済む。私の食事はこれだからな」
「錠剤……味わう楽しみを知らないのか。まさに無味乾燥」
「乾燥はしない。水を飲むからな。すぐに相手をしてやるから待ってろ」

今回のお遊びコーナーは会場のお客さんがクロックアップ!お父さんが呼ばれることが多くなりそうな感じ。


「あんたの攻撃って大味ねぇ。あたしの芳醇な戦いかたを見せてあげるわ……キャ〜!」
「ゴキィ〜!」
「ゴキブリの分際で、味を語るんじゃない!」

後半。シェフの力を擬態してパワーアップするワームたち。謎の怪人はコックローチワームに変身!テレビより早い登場だぞ。


「ぐああっ!」
“クロックオーバー”
「どういうことだ?やつらの目には、我々の動きは捉えられないはず……」
「ゴキィ〜!確かに見えてないわ。でも、料理人としてのプロの包丁捌きがあなたたちを捉えたのよ!さすがはアイアンシェフデリシャス!ボーロフ!ハオチ〜!!」

一流シェフの腕を擬態したアイアンシェフクロックアップが通用しない強敵だった。はたしてカブトの勝利の秘策とは?


てな感じで調子が出てきたよみうりランド。やっぱり敵方との掛け合いがあると面白さが全然違うなあ。
今回の密かな見どころはよみうりランドショーではおなじみの去年ヒビキの声をやってた人のオカマしゃべりだったりして。前回はシャドウ隊員と加賀美ザビーの二役やってたし芸達者だなあ。続けて観てる人はそういうところでも楽しめたりして。
7月いっぱいはこのシナリオなので興味のあるかたは是非。

*1:アトラク用のドレイクとサソードはないのだ

 仮面ライダーカブト

キャラ立て話をやらせたら右に出るものはいない井上脚本
神代は天道のライバルという描写をされまくってる一方で、実は加賀美と同じく肉親の復讐のためにワームと戦っている、という設定が巧いなあ。ちゃんと絡んでくれるといいな。
ネタバレ的には中盤以降も引っ張れる強力なキャラみたいでいいね。俺の頭の中では剣のアレみたく終盤のドラマを一人でかっさらっていく様子がモヤモヤポワワと浮かびまくっているぜ!

 ウルトラマンメビウス

うーん、アクションも話も面白いし、さすがの赤星脚本なのだけどツルギの正体をアッサリ語らせ&顔見せさせちゃってるのがもったいない。ツルギは自分の意志で鎧をまとった、というより単に全滅させられた原住民の恨みパワーに取り込まれてしまっただけみたいに見えちゃうし。別に鎧がついてるから強い、という描写も何もなかったりするんだよね。*1ようするにどうしてもボガールを倒さないといけない、という理由が薄いのが物足りないのだけど、このへんの描写をウェットにするとアイハラとの絡みが難しくなっちゃうのかなあ。ゾフィーがもうひとつ命を持ってきてくれない限りセリザワ隊長が生き返ることもないだろうし、せっかくでてきたのに1クールでバイバイになりそうなのがちょっと残念。目がないデザインは挑戦的でよかったのに……。

*1:実はアーブ人はボガールに食べられても構わない精神生命体で、ツルギは洗脳されていた、というドンデンは……ややこしすぎるか